症例45 ギックリ腰

2021年11月16日

症例45 ギックリ腰

孫の抱っこが多く腰に違和感。
次の日に朝起きられなくなった。
激痛はないが、動き始めがかなり痛い。

検査すると、お腹の筋肉が硬くなり腰が伸びにくい感じ。
ぎっくり腰まではいかないが、体の防御反応で固まったしまっている状態。

こういった例はいくらゆるめても、脳が不安に思ってしまい、一時的に効果が出ても元に戻りやすいです。

施術は腰の筋肉より主に腹部。
それと内転筋。

内転筋はアナトミー・トレインの考えでは、大腰筋に連結する重要な筋肉。
本人の知らない間に固まってしまい、結果として骨盤を後ろに倒してしまいます。

終わったら「痛くない」と立ったり座ったりしていましたが、「最初は戻りますよ」と状態を説明。

2回目
1回目の後、割りと楽になったのでウォーキングを再開。
次の日にまた痛くなったとのこと。

どうしても楽になると動いてしまいますから、なるべく安静にするように指導。
痛みの場所が左側になってきた

3回目
2回めの後、楽になったと思い家の掃除と布団の上げ下ろしをして、少し痛みが戻ったとのこと。
今度は、基本的に何もしないように指導。

4回目
テニスができそうだったので行ってきた
その後は痛みは戻らずに日常生活にも不安はなくなりました。

ある程度、脳が安心感を得ないと、どうしても筋肉に力が入り痛みが出やすくなります。
「痛くない」という情報を脳が本当に認識するまで痛みの出る動作を避けたほうが確実に治りは早いです。

 

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