症例77 顎の痛み

2021年11月16日

症例77 顎の痛み

しばらく前から腰痛があり、我慢をしていたら顎が痛くなってきた。
以前、腰痛で来ていた当院を思い出し来院。

検査すると、体がかなり右に傾いており左肩が上がった状態。
顎の症状は右側。
開けると痛みが出る。

2週間前に腰に痛みが出て、放置していたら腰の痛みは無くなった。
しばらくしたら肩こりと顎の痛みが出てきたらしい。

先ずは全身の筋膜バランスと整えるために全身調整。
これで大抵腹部の圧痛点は消えます。

張力バランスを整えても肩の高さがあんまり揃いません。
かなり首に歪みが出ていて、それが肋骨を引き上げている感じです。

上部頚椎の調整で首の筋肉が緩み、顎も開けやすくなりました。
最後に側頭骨を調整して終了。

一週間後に二回目。
顎の痛みは無くなったけど、開きにくい感じが残っている。
やっぱり肩の高さが戻っている。
仕事がら重いものを持つ事が多いらしく、それが原因かも。
でも、時間が経つと顎の違和感も無くなると説明。

三回目。
顎の違和感は無くなった。
でも肩の高さが戻っているので、体操や日常生活の注意点を指導して終了。

顎の痛みや歪みは構造医学では頚椎4番の歪みと言われています。
臨床的には後頭骨、と側頭骨、頚椎一番、二番の歪みを調整したほうが効果が出るような気がします。