症例93 朝の腰の痛み

2021年11月16日

症例93 朝の腰の痛み

朝起きた時に痛くて起き上がれない。 しばらく歩くと動けるようになるが、たまに痛くて歩けない時がある。
普段は気にならない程度。

こういった、「朝に痛い」という人は沢山います。
「朝と夕方の痛み」というのはヘルニア性腰痛の特徴で、この方も案の定レントゲンでヘルニアと診断されました。
当院でヘルニアの場合、歪みを治すよりもまず痛みを軽減する目的でお尻の筋肉を緩めて股関節の可動域を広げるようにします。

一回目
左中殿筋から梨状筋付近にしこりがあり、そこを押したら足まで引きつる感じがありました。
主に股関節周りのトリガーポイントを解除して、AKAで仙腸関節を整えて終了。

二回目
すこしマシな気がする。
検査をしたのが3年前ということだったので、とりあえず整形外科で薬を処方してもらうように言いました。

三回め
すぐに整形に行って薬を処方され、それを併用しながらの施術開始。
薬が効いていると筋肉が緩み、本来の歪みが出てきます。
腰椎の捻じれと圧痛点を中心に施術。

その後二ヶ月ぐらいかけて施術。
薬がなくても痛みが出なくなり、今はたまに薬を飲む程度。

ヘルニアは痛みがなくなるまで二年ぐらい掛かる人もいますが、大抵は2〜3ヶ月で日常生活に支障がないぐらいになります。
でも、明らかに無理な方には手術を薦めます。