症例88 脊柱管狭窄症

2021年11月16日

症例88 脊柱管狭窄症

半年前から左臀部からふくらはぎにかけて、歩くと痛みが出る。
ひどい時は100メートルほど歩くと痛みが出て、しゃがむと痛みがひく。
整形外科で受診したところ脊柱管狭窄症と言われた。

半年ぐらい整形で牽引をしたが改善せず紹介で来院。

検査すると体は右に傾き、左の中殿筋に圧痛あり。
腰を押すと左のふくらはぎに痛みが走る。

腸腰筋を押すと、左右どちらともかなりの痛みがある。
「痛いのは左だけですか?」
と聞くと、
「右も痛いけどまし」
という返事。
どうも左右の腸腰筋が関係しているみたい。

全身調整後カウンターストレインで腸腰筋を緩めようとしてもあんまり効果なし。
ここはトリガーポイントで攻めようと思い時間をかけて虚血圧迫をくりかえした。
横向きでも中殿筋の虚血圧迫。
立ってもらうと楽というので、その後も一週間に一回の施術を繰り返した。
2ヶ月ぐらいで
「だいぶ歩けるようになってた」
と報告。
「この前一時間歩いたけど大丈夫だった」
とのことでした。
時間はかかりましたが脊柱管よりも体のバランスが原因だったと重います。