症例58 足首の痛み

2021年11月16日

症例58 足首の痛み

歩くと左足首が痛い。
痛い場所は左の外踝の後ろです。

大体足首が痛い人は左が多い。
これは、ほとんどの人が左に重心があるからだと思います。
オステオパシーでは人間は左右非対称であるのが自然と考えています。
右にある肝臓を持ち上げるため、かならず人間は左に少し重心が移動します。
それによって腓骨に負担がかかり、それが移動することで足首や膝などに痛みが出てきます。
ですから、左足首が痛いという人の足を観察すると、腓骨頭が飛び出していたり、後ろに移動したり、下に下がっていたりします。
その方向によって足首も内が痛かったり外が痛かったり、もしくは親指が痛かったりさまざまです。

治療法はどれも同じようなやり方をします。
基本的には腓骨の歪みを直して、負担がかかっている筋肉を緩めます。
先ほど書いたように、腓骨の歪みが出てくるのは体が左に傾いているからですから、当然、それも直さないと一時的な効果で終わってしまいます。
施術後立ってもらって足踏みをしてもらいましたが痛みは出ませんでした。

年齢的にまた繰り返しやすいですから、足首のトレーニングを教えて終了しました。

右足首が痛いという人は、捻挫や打撲などが多いように思います。