症例52 太もも前面の痛み
症例52 太もも前面の痛み
1週間前から常に太ももの前側が重だるい痛みがあり、夜になると痛みが出て眠れない。
座って前屈すると太ももに痛み。
もともと左に痛みがあって、それが治まったら今度は右が痛くなってきた。
痛いのを我慢して運動していたらだんだんと痛みが強くなってきた。
太ももの痛みの原因はいろいろで、腰の椎間板ヘルニア、仙腸関節からの関連痛、大腿神経や外側大腿皮神経の絞扼性障害など。
痛みの出る範囲から考えると、大腿神経っぽい。
筋力低下なし。
鼠径部や大腰筋部分を抑えると痛みが誘発されることから、何らかの筋肉に神経が挟まれているのかもしれない。
ゆっくりと腹部の筋肉を緩め、骨盤のバランスをとって筋肉の負担がかなりにくいように調整。
一度座ってもらって確認すると痛みは出なかった。
屈曲して太ももに痛みが走る例は多く、大腰筋、腸骨筋、盲腸、S状結腸などをゆるめて股関節を曲がりやすくすると改善する例が多い。
あとは仙腸関節が動き過ぎなのか、それとも固まっているのかを考えて施術するとこの手の痛みは比較的簡単に改善する。
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