症例54 坐骨神経痛

2021年11月16日

症例54 坐骨神経痛

神経痛の症状は様々で、じっと座っていたら出てくるもの。
立っていたら出てくるもの。寝ていたら出てくるものなどがあります。
痛む場所もお尻のみ、脚の横、足の裏、ふくらはぎのみなど人によって様々です。

この方はお尻の痛み。
脚には痛みは出ていません。

腰の神経から来る場合は膝の裏やふくらはぎなど、遠い場所にも出る場合が多いですが、
この方の場合は座っていたらお尻の上がわが痛くなってくるらしい。

中殿筋の部分や小殿筋の部分にかなりの圧痛がありました。
中殿筋部分の痛みは腰の筋肉の疲労やアンバランスが原因になることが多いです。
この方もかなり車の運転をする仕事で、どうしても癖て左骨盤を前に出しながら運転すると楽らしいです。
それが続くことで骨盤が歪み神経痛が出てきたんでしょう。

左腰の筋肉をゆるめ同じように左側の大腰筋、腸骨筋を緩めました。
左の広背筋もかなり固くなり、左腕の動きも悪くなっていたのでこれも調整。

最後に座ってもらうと自然にまっすぐ座るようになり、お尻の圧痛も消えていました。

神経痛も原因によってアプローチの場所が全然違いますから、ちゃんと考えてやらないといけないです。

 

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