理論7 神経の働き
軸索輸送について
細胞が傷ついた時、自然に回復するのが当たり前と思っているかもしれません。
しかし、それは当たり前のことではなく、ちゃんとした条件が整わないと壊れた細胞は回復しません。
傷ついた細胞が回復するためには、それを回復されるための材料が必要になります。
それは神経細胞によって運ばれます。
その働きが軸索輸送です。
軸索輸送は通常の状態では止まることはありませんが、どんな原因であっても圧迫によって簡単に止まってしまいます。
寝たきりの人の褥瘡が治らないのは神経圧迫による軸索輸送が止まったことで、細胞を治すための材料が途中で止まってしまうことにあります。
まずはその圧迫を取り除くために体の構造をしっかりと整えて、圧迫の原因を取り除かないといけません。
もう一つ、軸索輸送を促進する要因をオステオパシーでは神経のリズミックインパルスと考えています。
リズミックインパルスは体のリズムによってもたらされます。
脈拍、呼吸、脳脊髄液の流れなど、人間の体には一定のリズムで動く力があります。
そのリズミックな刺激が波となって全身の神経に影響し軸索輸送を促進させます。
そのために必要なのがテンセグリティー構造です。
どんな刺激も体に固着化された部分があると、そこで波の刺激は止まってしまいます。
リズムを波の刺激に変えて全身に影響させるには、張力によりバランスが保たれているというテンセグリティー構造がちゃんと機能することが必要になります。
オステオパシーはこのテンセグリティー構造を利用した治療であるゆえに、一箇所への刺激が波となって全身に伝わって、とおく離れたところにも影響を与えることができるわけです。
以上のオステオパシー治療の特徴をまとめると
・脊椎を通した脳への刺激により交感神経の働き過ぎを抑えて、筋肉の弛緩、血流の改善、軸索輸送の促進をもたらします。
・肋骨の可動化、横隔膜、骨盤隔膜などの解放により呼吸力を促進。それによりリンパの循環、内臓の働きの改善をもたらします。
・硬くなった筋肉に抑制刺激を加える事で異常刺激による脳への入力刺激を抑えて正常化させます。
こういった理論によりオステオパシー治療は医学的に効果を発揮することが説明できるわけです。
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王寺 香芝 三郷 河合 斑鳩 広陵 上牧 大和高田 大和郡山 で腰痛でお困りの方
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